3. ドラム缶イトちゃんの実家と淡雪

「間も無く白岩に入るけど、うちの会社に30年も一緒に働いているドラえもんのイトちゃん、ドラえもんというより太ってドラム缶のようだよ。」
「あーら、そんなに太ちゃったの。」
「ほんとうだよ。ドラム缶イトちゃんの実家は白岩でね、
白岩に一個しかない信号機の近くなんだよ。
イトちゃんから桜の事を聞いたら、実家の手前の道路わきに桜の木あるんだってさあ。
あれー信号機まで来ちゃった。イトちゃんの実家はあれだよ。」
「行き過ぎたんだね。どっかでユータンしないとね。」
種蒔桜
「右手のこの辺が、仙台支店長のサトちゃんの嫁さんの実家なんだけどな。
白岩が出羽三山詣で賑わった時代からある淡雪という銘菓をつくっている店なんだって、
1・2度ご馳走になったが口に入れるとお子様せんべーのようにとろけるんだ。
お茶の世界では有名らしいよ。サトちゃんは若いとき夜の帝王で女の子からもてたんだが。
白岩の淡雪の店の長女に惚れてね、30回も店に通って淡雪を300個程食べて
淡く溶かすように口説いて、嫁さんに貰ったんだよ。」
「えー、私とエライ違いね。幸せね。ところで、家が少なくなってきましたよ。
Uータンしましょう。あーら、後ろの席のシュンちゃん今日はおとなしいね。」
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