5. 多き緑が間も無く息吹く大内町

 「遅かったですね。本荘美人でもいましたか。」
とカメさん。
 「ミセス本荘とミス本荘でしたよ。カスミ桜とかすみ温泉をミセスの方が新聞かなんかで、
 知っているくらいでした。この辺ではまだ、メジャーじゃないんですね。」
 国道107号を進む、奥羽本線のガードをくぐると左手が石垣になって
公園樹木の枝が垂れ下がっている。右手前方に東屋がある池が見えて景観がよい。
国道107号から105号に乗り移り北の方角を目指すまた、奥羽線をオーバーする市街地から、
郊外、郊外から田園地帯そして、大内町に入る、今度は大きく右にカーブし、また奥羽線を越えた。
なんか随分遠回りしているような感じがするが、見知らぬ土地なので仕方が無い。
カスミ桜
林、森、畑、田圃緑が間も無く多き緑が一斉に息吹く田園風景をエンジンの回転を上げながら
4人が乗った車が葛岡かすみ温泉を目指して走る、走る。
 「そろそろ、葛岡じゃないすーか。」
と長岡さんが鳥海ダム調査事務所で戴いたパンフレットを見ながら運転席に声をかけた。
 「そうだね。この辺で聞いてみようね。左前方に酒屋さんがあるよ。
 ショーちゃん、どの辺か聞いて見るからストップしてね。」
とカメさん。
 「アイですよ。」
とショーちゃんは言ってブレーキを踏んで店の前に車を止めた。
 「聞いてきますよ。」
と声をかけカメさんがパンフレットを持って車を出ると、
 「おれも。」
と言って長岡さんも店の前に向かった。
カスミ桜の写真はこちら

現在、コメントは受け付けておりません。