4. カメラ屋さんに寄る

鳥海ダム事務所を出発したショーちゃんの運転する車は
市街地を東に向かって県道105号走っている。
 「カメラを持ってこなかった。カメラ屋さんを見つけたらショーちゃん車を・・・。
 あった、左にあった。左に寄って車をとめてよ。」
私は、車を降り、1つの店舗に3軒のテナントが並ぶ左端にある
カメラ店のドアを開け中に入ると同時に。
 「いらっしゃいませ。」
と若い本荘美人の二人の店員の声が響いた。
 「カメラ、コンパクトカメラください。」
 「何枚撮りがいいですか。ワイドの付いたのもありますが。」
と特に綺麗な店員。
 「ワイドは無しでいいです。24枚撮りを下さい。」
とカメラを買った。
 「ちょっと、お尋ねしますが、大内町のカスミ桜、古い桜なんですが、
 ここからどの位かかりますか。遠いですか。」
と私が聞くと、
カスミ桜
 「桜、なに桜、エッ、カスミ桜ですか。聞いたことないです。かおりちゃん(仮名)知ってる?」
と、もう一人の本荘美人に聞くと。すこし、首を振って
 「大内のどこですか葛岡、やっぱし、知らないですねえー、あけみちゃん(仮名)
と言って店の奥の事務所の方に顔を向けて助け船を求めた。
 「どうしたの。」
と店長なのか、オーナーなのか、元ミス本荘だったかもしれない
垢抜けした40歳前後の女性が奥からカウンター越しに出できてくれた。
私はもう一度二人の本荘美人に話した内容を繰り返すと。
 「あーそう言えば、新聞か、テレビかどっちかで見たことありますね。
 そうだけどカスミ桜は見たことないです。たしか、かすみ温泉があるところですよ。
 ここからは結構遠いですよ。ずいぶん山奥らしいですよ。」
 「そうですか、ありがとうございました。」
 「気をつけてください、山ですから。」
カスミ桜の写真はこちら

現在、コメントは受け付けておりません。