25 幟、提灯に地蔵尊

県道286号の坂道を下り比較的平坦な県道349号を
左折し2時間前程通った道を北西に向かってランクスくんは
ひーちゃんの大きな足にアクセルを踏まれ
目的地の大越町を目指しスピードを上げ走っていると、
前方からスピーカーから歌謡曲が聞こえて来て、
幟が数本と赤白の提灯に囲まれれた8分咲の桜が見えてきた。
「後でと言ったさくらだわ、古そうよ。あら、寄って行かないの。」
「そうだね、見ていこうと」
ひーちゃんは2・30m過ぎたところでランクスを止めるとカメラ、
カメラというひーちゃんに釣られてマーちゃんも桜見物に車を降りて出て行った。
「おい、シュンタこの分だと家にもどるのは、真っ暗になってからかも知れないなあ。
一寸暑くなってもいるし、僅かの時間でも休んでいようーと」とランクスくん。
高山舘桜
後ろを見るとひーちゃんが写真家でもないのに格好をつけ
パシャバシャ写真を撮り終えると今度はメモを録っている間にマーちゃんが写真屋さん。
「延命子育て地蔵さんだって、真っ赤な帽子に真っ赤な衣に身を包んだ地蔵さん達と
400年の高山舘桜のさくら祭りだね。」とひーちゃん
「幟にも子育て地蔵と書いてあったわね。東京にいる邦人も家にいる次男の陽次も
元気に大きく育っているからね、手を合わせてきたわ。」
邦ちゃん、陽ちゃんの事が出たので二人とも今何しているかと思い僕は会いたくなった。
また、出発だ。
「せっかく来てくれたんだから、お酒でも飲んでいったらいいのに」
と桜のさそい声が僕に聞こえた。
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