2. 北国会津にふるさとのかほり

公園緑帯に沿って車を走らせると、役場に向かう方向は東(右方向。
の筈なのに道路は意思に反して左、左へとカーブして北に向いて行く。
どうも方向が役場から離れていっているようだ。
車をユータウンし国道に戻り東へ向かった。
 国道を走るとまもなく、斜めに交差する旧道らしい道路に進む。
古びたどこか懐かしい消防署を通過すると、まち並みが中心地らしい雰囲気がするが、
役場がどの辺だか検討がつかない。
 ある家の前に元気そうなおじさんがいる。
 「役場はどの辺ですか。」
 「そこの信号から左に行くと駅だ。その近くだ。」
と元気に手振りを交えて教えてくれた。
化け桜
交差点には、信号機と野沢駅左折の案内標識がある。
信号機をはさんで商店が連なる、西会津町の中心地である。
平成の時代の今、大型スーパーマーケット、コンビニエンスストア、専門店の形態が
地方まで押し寄せているが、この町の商店街は、昭和の時代に繁栄し、そして今も頑張っている。
 田舎育ちの私には郷愁を憶える。
 「何時(いつ)帰ってきた。何時(いつ)までいるんか。
かあちゃん喜んでいるべ。」と声が聞こえてきそうである。
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