6. 二本松パーキングで休憩

ひーちゃんがハンドルを握るランクスくんは東北道を
120kmの速さで快調に風を切って走っていてね。
 「シュン太、春爛漫のハイウエーを飛ばすのは爽快だぜ。
そろそろ、昼なんだけどさ、シュン太も俺も昼飯は関係ないもんな、
俺はさあ、昨日の夕方マーちゃんママが口から出そうになるまで
イッパイ、香りのイイ、ガソリンご飯を食べさせてくれたんでなあ、
まだ、喉まで詰まってる感じで、腹も空かないよなあ。
 お前さんは、朝と晩が食事だったなあ。でも、ダンナさん、
マーちゃんママから時々、ショッチューおやつを貰ってもんなあ。
 シュン太は、おねだりがウマイもんな、潤んだような瞳でダンナさん、
マーちゃんママを見つめるんだよな。役者だよお前さんは。
だけど、一寸太り気味と思うよ。糖尿病なんかなったら大変だよさなあ。」
種蒔桜
「トヨタのランクスくん、ぼくの名前はシュナ、ドイツの名前だよ。
シュン太なんて言われると人間さまの名前みたいだけど、
ぼくも、福島郡山生まれだから、日本犬だけどね。」
 食事のことだけど、ぼくの標準体重は7キロらしんだけど、
アニマルドクターに2キロばかり太りすぎと言われてね。
ひーちゃん、マーちゃん、よーちゃんもドックフードを3割カットして
ヤセロ、ヤセロと言うで減量中なんで、お腹空いてるんだ。
でもね。マーちゃんの愛妻おにぎりお裾分けを楽しみにしてるんだよ。」
 「そうかい。俺は、猛スピードで頑張ったからすこしオーバーヒートぎみかな一服したいな。
おっと、ダンナさんがブレーキを踏んだ。スピードダウン左にウインカーを上げろだって。
あー、二本松パーキングで休憩だ。静にするよ。ダンナさん怒ると怖いから。」
 「ぶぶーー」
 「クンクン」
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