5. 小さな地蔵の祠と道を守るさくら

通り越してしまった様子のブルーバードは、鼻先を南東に向けなおし坂を下いった。
「やっぱり、あれかな、小さな丘に祠が・・さくららしきもある。」
と荒井さん。
「案内板がありますよ。それですよ。」
とカメさん
「そうだね。そこの農道に入ります。」
車は左折して丘の下に止めた。
車から降り、吉野辺の種蒔桜を青でマーキングした
阿部さんのさくら名木一覧表を持って近くで、急がなくてもよいのに
国道347号の道沿いにある案内板まで早足でいき説明文を読んだ。
”種まき桜、町指定 天然記念物、樹齢400年、目通 4.4m  小野町”
カメさんも案内板を見てうなずいた。
吉野辺の櫻
長岡さん、荒井さんに右手を上げて合図した。二人のうなずく姿が見えた。
農道に止めた車のところから小さなコン盛とした
丘に上る幅の狭いコンクリートの階段が祠とさくらを目指して案内してくれる。
登りきる辺りに庚申、馬頭観音、巳侍塔等の石碑のが立ち尽くし、
祠の中に綺麗な赤、ピンク、黄色のチューリップを供えられた小さな地蔵さまが、
よく訪ねたねと微笑んでいるようであった。
古木の2部咲きの種蒔さくらは、道を通る人々を幸を地蔵さまとともにいのるようでもあった。
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