3. 澤と陶芸窯の奥に枝垂れる櫻

家屋と平清水焼の窯の通りを澤の水に逆らいながら、
奥に進む文右衛門窯の店と旧家を生かし草木染と喫茶店ある。
その隣の石垣の上から淡い、淡いピンク色の振袖を着た、
枝垂れ櫻が道を覆うように咲き誇っている。
 花のオーロラを潜ると石の階段がありお寺の門がある。
そこには平泉寺の名前が刻まれている。
 時を越えて咲く枝垂れの櫻が時を止めるそしてタイムマシンの世界に吸い込まれる。
幻想の中で櫻を眺める人達が石の階段を上る、
振袖姿の乙女も上る、時が30年めくられる、伊予の人、こんなところに何故、
時が数百年もめくる、紅をつけた振袖の乙女が紅の花を持って階段を上る。
平泉寺の櫻
また、百年時をめくる、振袖の白き乙女が悲しそうに上る、駒姫に違いない。
また、百年時をめくる、誰の櫻も若木である、振袖の乙女が階段を上る綺麗だ。
あこやの姫に違いない。
 時の流れの薄靄の中で十段数段ほどの石の階段に誘われるように足が向く。
寺の門を潜ると鐘楼を覆いつくように時を刻んだ櫻が咲き誇っている。
 時の乙女達はどこにも見えない、千歳の山に消えたかも。
 カシャ、カシャ、カメラの音が時代を戻す。何をしてたんだろう。櫻の花がニコニコ微笑んでいる。
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