3. 喧騒と静寂に咲く桜

道は大きく、大きく左にカーブして000橋を渡った
最近竣工したばかりかポッケトパークもある、
車を止めてもらい、ポケットパークと川と橋を車からおり見学、
橋の欄干に獅子踊りのモニメントと付いている珍しく思いながら車に戻った。
 少し、車を走らせると左の方向に急なカーブとハンドルを回しおえると、
」高速道路が近くに迫っている。
 「その前の道路を左に曲がってください。」
と亀ヶ岡が指示を出した。
舗装はアスハルトで覆われているが、車が一台やっと通れる狭い道である、
更に、ハイウエーの盛り土の斜面にも車一台が通り抜けられる
大きなボクッスカルバートの穴が見える。
 「高速道路を潜って、すぐに右に曲がって下さい。」
と亀ヶ岡さんは、フロントガラスに頭が付きそうに身を前に出し道案内をしてくれている。
 高速道路の下を潜り、直ぐに右折をすると、
ハイウエーに沿って多少草も生えている自然舗装の道である。
しかも、道は斜面を昇るように勾配があり、ハイウエーの高さまで続くようである。
北館桜
 アクセルを踏み、3人は、何と無く前かがみに成り、
カルバートのタイムトンネルを通り抜け、
何百年の坂を上って行くと戦いの叫びか、邦楽の響きかが聞こえそう。
 高速道路の盛り土の三角の斜面が細くなって行く、高速道路のガードレールが見え、
空より地表の光景が目を支配すると・・、何百の幟の枝に
白い花を付けた太い一本のサクラが目を釘付けにした。
 「あれです。さくらは」
との亀ヶ岡さんの声に引っ張られるかのように車は桜の木下に停車した。
 車を降りる桜の後ろの方には、高い樹木、低木が林のように取り囲む
2、3軒の落ち着いた家屋が静かに耳を澄ましている。太い桜の根元から
一寸離れた所には、北館跡と刻まれた木の柱が立っている。
 すぐ脇の高速道路は、何台も何台も現代の嘆きと唸り声を上げながら
メカクルマがと通り過ぎていく。
 いくさの風も、野の風もクルマの風も揺れる踊りの花扇。
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