あった、あった、資料の風景と同じだ

 「あそこの農場の建物のところ、えーと、左に折れます。」
 「おじいさんも畑に向かっています。おばあさんの処にいくんだわ。農家っ 
 て大変なのよ。」
 アイシスさんは、建物の手前で止まりました。でも、家の人の姿も影有りません留守なのかもしれません。
広い敷地なんでOKでしょう。
ひーちゃんは、車の外へ出たんですけど、すぐ戻ってきました。
 「此処だ、あの、大きい木だよ。資料の風景と同じだよ。まだ、ここは、蕾の
 固く、桜かなんか、わかんないんだよ。あれだよ。」
と言い残してカメラを持って、資材置き場、池の側を通って桜の方へ急ぎ足で向かっていますが、
道が無いんで余り急がない方がいいと思います。
 「シュンちゃん、だんなさんが戻ってきたら、池の冷たい水を汲んで貰いましょうね。
 寒そうだから外へ出るのは、後でね。」
嶽原のオオヤマ桜
暫くすると、ひーちゃんが帰ってきたよ。
 「大山ざくら、一本、花が咲くと絵になるなー。後10日はかかるなー。じゃ
 ー水汲んでくるよ。待ってナ、シュナ。」
ほんとに、ほんとに冷たい水でした。花より水でした。

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