こんな処に桜があったの。

 尾花沢のデカイ花笠地蔵の交差点から左折して、国道13号と別れて、北村山高校を眺めながら
西に向かって走ると間もなくして、大石田町に入りました。
 「真っ直ぐな道ね。去年の大石田の蕎麦祭りに来たときは、この道だったの。」
 「この道は広くて、最近出来たんだよ、北村山高校の北側に旧道があって、そこを何時も通っていた
 んだよ。前方に信号機がある、それを右折すれば、旧道に出て、奥羽本線を越えて左折すれば、
 大石田の駅だ、S字カーブを下っていけば役場と蕎麦祭りが有った建物の近くに着くんだが、
 桜がある字大石田丁241ってどの辺だろう。最近交差点の先に道が出来たんだよな、ここを行くと
 大石田の町のどの辺に行くんっだけ。赤信号だ。ストップ。」
 「わたしにソンナに詳しく道案内をされてもわかんないわ。真っ直ぐゴー。」
 「そうだな、ゴーー。」
 「そんなに慌てずに行きましょう。」
 「あー、奥羽本線を越える橋だよなー、下り坂だよ、ああー、分った、河北町、寒河江市の方に
 向かう、絵になる橋の処に着くんだ。左が村山袖先からくる道だ。交差点の右に昔の佇まいの
 ままの、お菓子屋さん、ウロコヤ本店があるところだよ。」
愛宕山のシダレザクラ
 「ウロコヤ本店は、大石田なの。」
 「わんわん。」
 「なに、シュンちゃん、右の方だって、桜が見えるよ。」
 「えー、こんなところ、あんなところに、あれかな、この道が出来なきゃ、わかんないよ。
 この近くを何十回も通ったけど、知らなかった。あれかな。」
満開のさくらだ、伽羅木もスゴイなー。
愛宕山のシダレザクラ
 「信号を左折して、少し行くと“ぺそら漬け”の漬物屋があるから、その辺からUタウンして来ようと。」
 「ペソラ漬けは、ナスの漬物なんだけどね、茄子色でなく、色が抜けた白くて、辛いんだったよね。」
 「なんで、ペソラと言うんだろうね。チョット失敬して、Uタウン、この辺は、紅花の舟着場として
 栄えんだろうね。紅花でなく、桜だ、信号を右折して坂道か、左に咲いている桜だな。えーと、
 車止めがあって左折出来ない、多分旧道がストップされて居るんだ、もう少し、上のほうから、
 Uタウンのようにして旧道に止めようね。」
 「そうですね、新しい広い道が出来たんで、旧道がストップしている。でも、  
  止めての大丈夫なの。邪魔になるじゃないの。」
 「大石田の人達は、皆イイ人だよ。大丈夫だよ。」
と、行き止まりになっている処に車をとめ、カメラを持って、もう出かけようとしています。
 ぼくも、マーちゃんを引っ張って、家と家の間の細道を急ぎ足で、追っかけていくと、
ひーちゃんは、あれ、この桜でなく奥の桜だといいながら、写真を撮っています。
 しかし、ぼくは、門があって、よその家に入って行くような感じがするので、
上を見て、ノッポで沢山の枝垂れた腕と手に美しい花を付けている、桜さんに尋ねると
「入っていいよ。OK。」
との合図があったので中に入り、家の前までくると、ひ―ちゃんはアチラ、
こちらから写真を撮り終え。
「へー、根元一面の伽羅木もスゴイなー。」
と、腕を組んで眺めています。

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