雪だらけの桜

 お寺の駐車場に車を止めると此処は、雪だらけ、
「未だここは冬だー。」
さすがに、大きな屋根には雪は積もっていないが4月の20日過ぎても春は未だ遠いようである。
雪の山の間から土が顔をだしている所に黄色い雪割草が可憐に咲いている美しい光景は、
山郷の春の訪れなのである。
 桜は寺の境内かと見渡すと七五三掛桜の説明板あった。
説明板の前には雪折れした杉枝が字を少し塞ぎ、雪の上には葉っぱが散乱しており、
冬将軍と戦った勇者の跡なのか雪が黒く見える。
七五三掛桜
 説明板の上に視線を移すと、6,7本のつっかえ棒に支えられ、根元を雪で覆われ、
花の蕾を拳骨のように硬くした桜が、「ふー」とため息を吐くように立っている。

現在、コメントは受け付けておりません。