3. ドシット盆栽仕立ての枝垂れ桜

急な坂を上ると駐車場になっており、左手にお寺の本堂が見え。
車を止め本堂の方へ向かうと綺麗に手入れが行き届いた庭園が目に入ってくる。
 母屋を過ぎ右は本堂、左に池があり、その池を覆うように藤棚が延びている。
さぞかしか藤の季節にも絵になりそうな風情である。
 池と藤棚から参道の奥のほうへ目を移すと、
太い幹に幾つも幾つもの瘤を持った桜が盆栽風に仕立たように樹形が整って、
未だ1部咲きだよと招いている。
 満開に是非見てみたい桜だなあーと思いながら周囲をまわりながら
写真をバシャバシャと撮りたいところであるがデジカメのデータが一杯になって
2,3枚しか取れないバカチョンより撮れないなあーとブツブツ言っているところで
住職の奥さんに出会った。
祭田の桜、愛蔵寺の桜
 「古い古い桜ですね。庭もきれいですね。」
「そうですか、ありがとうございます。草も綺麗に取ってますからなんとなくね。
桜のために参道の敷石を移動したり、土を入れ返したりしたんですよ。」
「あーそうですか。とてもスッキリしていいですよ。桜も満開だと綺麗でしょうね。」
「そうですね。今年は花の咲くのが遅いんですよ。いつもだと満開の頃なんですよ。
最近桜見学の方が多くなってね。私が嫁に来た時なんかは桜があるねと
毎日働きに出かけていましたよ。ところで何処からおい出ですか。」
「山形です。」
「遠いところご苦労さんです。これは住職からの愛蔵寺におい出頂いたお礼です。」
と言って愛蔵寺と書かれたお菓子を頂いた。
 心の優しさにお礼を言い愛蔵寺を後にした。

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