4. 山方家の桜

何と言う桜か分からないので関の桜と勝手に名づけた所を後に北へランクスくんは向かった。
「また、桜があるよ。デカイよ大きな家の隣にある桜だよ、古木の桜かも。」
「行って見ましょう。折角、秋田に来たんだもんね。」
「じゃあー、そこの道を左に入ってね。」
「左折ね。」
「あれ、石造りの鳥居あるよ。鳥居の方で無く左にカーブする方に進んでね。
アソコだ桜は、随分背高い桜だね。2階の屋根よりもっと高いよ。2.3百年は経っているそうだよ。」
「そうね、民家の屋敷にあるわよ。」
「山方工務店らしい、ここで車を止めて。」
と、ひーちゃんは何時ものようにズームの効く写真機を首に下げ、バカチョンカメラを左てに持って
桜の方に歩き出している。僕はマーちゃんが後部座席の窓を開けてくれたので
耳をアンテナにしてひーちゃんの声を聞いています。
角館の桜
カラカラと見知らぬ家の玄関の引き戸を開けると、
「すみません。こんにちは。こんにちわーー。」
と、家の中に問いかけ、写真を撮らせてもらって桜の樹齢や桜の名前を聞こうとしていますが、
家の中からはゼンゼン応答がないので諦めて、家の前で建物上を被うように
咲く桜をバシャバシャシャッターを切って車に戻って来ました。
「誰もいなかったよ、桜の名前が分からないから山方家の桜としておこう。」
「そうねーー、留守じゃね。}
と、ランクスくんをUターウンして国道105号に戻ろうとすると、
「ワンちゃん元気で…・。」
と、頭のテッペンから声が聞こえました。
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