4. せいさいまんの出店と草岡の桜

「すこし下って左に道が・・・あれーだったかな道は、何処だか分かんないから県道に戻ろう。
 ああ、ここだったね。左に曲がって真っ直ぐなハズ・・。あったよ。
十字路に草岡の桜の案内板があるよ、早く曲ってしまったんだよなあーー。
対向車が曲っていったよ、桜見学だよ白鷹町の方から来たからね、薬師桜を見てきたかな。」
「そう、慌てずにね、行きましょうー。」
と、まーちゃんはユックリとハンドルを回して車を細い道に車を乗り入れた。
「へー、ここに小学校がある。なんと言う名の小学校かなあー。
今日は日曜日なので誰も居ないわね。」
「そうだね。花見かな。前の車が右に折れたよ。誘導員もいるよ。」
2人と僕を乗せたランクスくんは、誘導員の案内でニワカづくりの満車の駐車場に止まった。。
「シュンちゃん周囲が畑だから連れて行ってあげるわよ。」
、言われたので首輪をハメて貰い、ピョンと外へ出たて周囲を眺めると、
人垣をつくるでほどではないが桜見物の人がいる。
ひーちゃんはカメラと三脚を持って早く来いと顔を振っているので走り出そうとすると、
ロープがビーンと引っ張られて首を絞めらて振り向くとまーちゃんが慌てなさんなという顔をしている。
草岡のさくら
100mほど畦道、農道を行くと右手に随分古くから根を張っているだろう“サクラ”さんが、
未だ花は早い、1週間は早いよと見物客に話しかける声が僕の感度のイイ耳に聞こえているが、
ひーちゃんは、サクラくんの目の前にいったり、
少し離れて三脚を据えてカメラのシャッターをバシャバシャ押している。
「クンクンいいニオイがする。」
「シュンちゃん、玉こんにゃく“せいさいまんじゅう”(青菜饅頭、青菜の漬物を塩出して醤油、
砂糖、少々油を入れて煮込んだものをアンの代わりに中に入れたもの)だって、
イイ、ニオイがするわね。うまえもの茶屋だって、買ってくるわね。」
と言ってテントの店で饅頭と玉蒟蒻を買うとひーちゃんカメラマンも戻って来た。
“せいさいまんじゅう”を二人は桜を眺めながらホーバッテいる、
ポントお裾分けが飛んできたのでぼくは、パクット食べたが、
ヤッパリ肉の方がいいなあーと独り言をいうと。
「肉でなくて残念、花が満開でなく残念、またお出でーー。」というサクラさんの声が聞こえた。
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