1. モガミユカリ

「ねー、3年前に自転車に乗って行った中央高校裏のお寺にある枝垂れ桜を見に行かない。」
「最上家ユカリのピンクかい。オー、ニギニギイしく行こーか。」
“えーー、モガミユカリのピンクオニギリ”と、僕は眠い目をコスリながら片方の耳を少し上げて
ひーちゃんの声を聞いてご馳走か、お出かけかと、慌てて起き、
玄関ホール(ホールと紹介しましたが狭いことを付け加えておきます。)へ顔を出すと。
「シュンちゃん、花見出かけるわよ。今日は近くだからお弁当ないわよ。」
「シュン行くぞーー。」
と、言いながら、ひーちゃんがバタバタと階段を2階に上ったと思ったらです、
バタバタと階段を下りてきた。本人は、出がけのファッションスタイルのつもりでしょうですが、
ズボンを履き替えただけなんです。
ぼくが、プルプルと短いシッポ振って、「ワン。」と、頷いたんで
満足と満足している様子ですが、まーちゃんが階段を2階から降りてきてです。
光禅寺の桜
「この、オープンシャツにしてよね。それではゴロ寝したママみたいでしょ。」
「そうー。」
と、言ってまあまあーのファッションになったんです。
「僕も本当はこの方が良いなーワンワンと頷いた。」
トタンにひーちゃんのデカイ手が僕を鷲づかみにして持ち上げタッタ、タッタと、
急ぎ足で駐車まで行き、ランクスくんの後ろ座席にポント置いてしまった。
「今日は何処。」
と、ランクスくん。
「モガミユカリらしいよ。」
「え。」
と、ランクスくんが詳しく聞こうとすると、ひーちゃんが助手席、マーチャンが運転席に乗り込んできた。
「シュッパツよ。」
と、マーちゃんの声でランクスくんがブブーと音を立てた。
家の前はあたご食堂でラーメンが美味しいよ。
シュナ伝言
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