2005 年 6 月のアーカイブ

4. 山方家の桜へのパーマリンク

2005 年 6 月 29 日 水曜日

何と言う桜か分からないので関の桜と勝手に名づけた所を後に北へランクスくんは向かった。
「また、桜があるよ。デカイよ大きな家の隣にある桜だよ、古木の桜かも。」
「行って見ましょう。折角、秋田に来たんだもんね。」
「じゃあー、そこの道を左に入ってね。」
「左折ね。」
「あれ、石造りの鳥居あるよ。鳥居の方で無く左にカーブする方に進んでね。
アソコだ桜は、随分背高い桜だね。2階の屋根よりもっと高いよ。2.3百年は経っているそうだよ。」
「そうね、民家の屋敷にあるわよ。」
「山方工務店らしい、ここで車を止めて。」
と、ひーちゃんは何時ものようにズームの効く写真機を首に下げ、バカチョンカメラを左てに持って
桜の方に歩き出している。僕はマーちゃんが後部座席の窓を開けてくれたので
耳をアンテナにしてひーちゃんの声を聞いています。
角館の桜
カラカラと見知らぬ家の玄関の引き戸を開けると、
「すみません。こんにちは。こんにちわーー。」
と、家の中に問いかけ、写真を撮らせてもらって桜の樹齢や桜の名前を聞こうとしていますが、
家の中からはゼンゼン応答がないので諦めて、家の前で建物上を被うように
咲く桜をバシャバシャシャッターを切って車に戻って来ました。
「誰もいなかったよ、桜の名前が分からないから山方家の桜としておこう。」
「そうねーー、留守じゃね。}
と、ランクスくんをUターウンして国道105号に戻ろうとすると、
「ワンちゃん元気で…・。」
と、頭のテッペンから声が聞こえました。
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3. 桜を撮るおじさん  関の桜へのパーマリンク

2005 年 6 月 22 日 水曜日

北へ北へとランクスくんは走っていきます。
湯沢市と言うところで、ひーちゃんは懸命に地図とニラメッコしています。
 「えーー、協和町の桜は高速道路に乗ってか、でもなー、秋田市の方に行って又戻ってくると
 角館の桜はナイターになってしまうよなあ。今日は角館だけにしようーと、協和町の桜は来年だ。
 角館に直行――。」
 「高速道路に乗るの、乗らないの。」
と、マーちゃん。
 「乗らない、乗らない。信号を真っ直ぐ北へ。」
ドンドコ、ドンドコ、北へ、北へ横手を通って現在地点は、夏の花火と冬のかまくらで有名な
大曲と言うところらしいです。ここで、西北の秋田市に向かう国道13号とお別れして、
国道105号で、また北へ北へ、北の角館――だって。
ひーちゃんが寝言で言った名前だよー。
ところで、角館は、なんか美味しいもんがあるかな。
モロコシか。僕の好きなモンはないかな。でも“角材”を買いにきたんで無く良かったです。
国道105号のノドカな風景を眺めながら一本道を北に進んでいきますが前と後ろに観光バス、
自家用車とランクスくんの仲間や友達が連なっています。
 「さくらがあるよ左前に結構古い桜だよ。お墓もあるよ。三脚を据えたカメラマンもいるよ。
 止まって、止まって、写真とるよ。」
と、ひーちゃん。
角館の桜
 「あーそうね。左に止まります。」
と道路の端ギリギリに止めると大型バスがブーと通り過ぎて行きます。
道端に数基の墓標が車の音を五月蝿そうにしている傍で背のがあまり高く無い、
古木の桜が白い花を一杯着けて茸が笠を広げたように佇んでいる。
ひーちゃんはカメラを持って飛び出していった。マーチちゃんは後部座席の窓を開けてくれので、
ぼくは、耳をピンと伸ばして、ひーちゃんを追っかけた。
 「毎年、桜の写真を撮るんですか。」
 「この辺の桜をね。」
と、おじさん。
 「何と言う桜ですか。」
 「何と言う桜かな。」
写真をバチバチ撮り終えたひーちゃんが戻って来るとランクスくんは先を急ぐように出発した。
 「カメラマンおじさんもね、何と言う名の桜か知らないってさ。ゆっくり走ってよ、
 停留所あるから。えーと、関と書いてあるから関の桜としてでもおこうか。」
と、ひーちゃん。
 「関の桜か名無しの桜と言われるよりいいか。」
と、言う声が後ろの方からぼくには聞こえた。
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2. オガチ、オカチ、おのの、コマチへのパーマリンク

2005 年 6 月 15 日 水曜日

新庄のまちをぬけると何処までも真っ直ぐな道国道13号線を北に向かっていますが
僕は何処へ行くのか分かりません。
昨夜の“角材”ことを思い浮かべていると杉林がヤタラと多くなって
角材でもひーちゃんパパが買いに行くのなあ…。
 「金山町だよ。金山杉と山林王岸家と金山建築で町並景観賞のまちだよ。」
と、ひーちゃん。
 「金の山はどこにアンの。」
 「どこかなあ・・。」
僕にナンのことか不明で、食べ物のでないことは確かです。
及位(のぞき)と言う難しい字の所と主寝坂トンネルを抜けて秋田県に入ったようです。
 「オガチ町でーす。」
と、運転手のひーちゃん。
角館の桜
 「あら、雄勝(おかち)と書いてあるわよ。あーら、3年前に上町のねーちゃんと
 隆三にーさんと2台の車で秋田に来た時に立ち寄った道の駅だわ。
 蓑帽子のデザインの屋根を覚えているわ。たしか、小野小町の生まれたところね。
 休憩ね。シュンちゃんもトイレとお水ね。」
お店で、おみやげ物を見ないで休憩が終えるとマーちゃんに運転手を交代して
出発ということは、モットモット目的地は遠いと思うよ。
ランクスくんも一息入れただけなんだけど頑張ってね。
 「世界3大美女は誰でしょう。」
と、ひーちゃん。
 「えーと、クレオパトラでしょ、楊貴妃でしょ、それから私よ。」
 「わっはっは。」
エエエ…。
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1. 何処へ来たのへのパーマリンク

2005 年 6 月 8 日 水曜日

きのう、星空のアンドロメガを眺めていたね。
ぼくは、星の王子さまかなと考えちゃって午前2時頃眠ようとしたらね、
ひーちゃんパパが「角館」とデカイ声で寝言を言ったので、
マーちゃんママもびっくりして目を開けてまたかと、ママちゃんは直ぐに眠ってしまったんですが、
ぼくはです、「角材」なんて物騒な寝言が飛んで来ないか心配で、眠ったのが4時頃なんですよ。
そんなこととは知らないひーちゃんは。
「シュナ起きろ。」
と、僕を6時に起こし散歩に連れ出したんです。
という訳で、トヨタランクスくんに乗せられたことは覚えているんですが、
後部座席で熟睡していてヨダレが流れたのでガバッ目を覚まし、
ここ何処と危ないですがランクスくんに聞くと、新庄を通過しようとしているようです。
角館の桜
ハンドルを握るひーちゃんパパの腕時計を見るとすでに10時を指していて
1時間も暴睡してしまいました。
「新庄は一茶庵分店の“鳥もつらーめん”が美味しいよな。」
と、ひーちゃん。
「わたし、“モツとかニコミとかは好きでないから。」
「そうーー・・」
ぼくは大好きなんですが…。
「新庄祭りの山車はスゴイね。」
「おととし、見たわね。暑かったね。丸叶のお祭りのアイスキャンデーが珍しかったね。」
その時ぼくは、暑くてクーラーで冷やしていてくれるランクスくんの座席シートでお昼寝してました。
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4. せいさいまんの出店と草岡の桜へのパーマリンク

2005 年 6 月 1 日 水曜日

「すこし下って左に道が・・・あれーだったかな道は、何処だか分かんないから県道に戻ろう。
 ああ、ここだったね。左に曲がって真っ直ぐなハズ・・。あったよ。
十字路に草岡の桜の案内板があるよ、早く曲ってしまったんだよなあーー。
対向車が曲っていったよ、桜見学だよ白鷹町の方から来たからね、薬師桜を見てきたかな。」
「そう、慌てずにね、行きましょうー。」
と、まーちゃんはユックリとハンドルを回して車を細い道に車を乗り入れた。
「へー、ここに小学校がある。なんと言う名の小学校かなあー。
今日は日曜日なので誰も居ないわね。」
「そうだね。花見かな。前の車が右に折れたよ。誘導員もいるよ。」
2人と僕を乗せたランクスくんは、誘導員の案内でニワカづくりの満車の駐車場に止まった。。
「シュンちゃん周囲が畑だから連れて行ってあげるわよ。」
、言われたので首輪をハメて貰い、ピョンと外へ出たて周囲を眺めると、
人垣をつくるでほどではないが桜見物の人がいる。
ひーちゃんはカメラと三脚を持って早く来いと顔を振っているので走り出そうとすると、
ロープがビーンと引っ張られて首を絞めらて振り向くとまーちゃんが慌てなさんなという顔をしている。
草岡のさくら
100mほど畦道、農道を行くと右手に随分古くから根を張っているだろう“サクラ”さんが、
未だ花は早い、1週間は早いよと見物客に話しかける声が僕の感度のイイ耳に聞こえているが、
ひーちゃんは、サクラくんの目の前にいったり、
少し離れて三脚を据えてカメラのシャッターをバシャバシャ押している。
「クンクンいいニオイがする。」
「シュンちゃん、玉こんにゃく“せいさいまんじゅう”(青菜饅頭、青菜の漬物を塩出して醤油、
砂糖、少々油を入れて煮込んだものをアンの代わりに中に入れたもの)だって、
イイ、ニオイがするわね。うまえもの茶屋だって、買ってくるわね。」
と言ってテントの店で饅頭と玉蒟蒻を買うとひーちゃんカメラマンも戻って来た。
“せいさいまんじゅう”を二人は桜を眺めながらホーバッテいる、
ポントお裾分けが飛んできたのでぼくは、パクット食べたが、
ヤッパリ肉の方がいいなあーと独り言をいうと。
「肉でなくて残念、花が満開でなく残念、またお出でーー。」というサクラさんの声が聞こえた。
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