2004 年 6 月のアーカイブ

1. 大内町葛岡はどの辺ですかへのパーマリンク

2004 年 6 月 30 日 水曜日

カメさん、長岡さん、私、ショーちゃんのネクタイ姿の4人は、
秋田市から国道7号沿いにそれぞれの思いを感じながら、春の喜びが青く広がる
穏やかな海を眺め本荘市に入った。
市内の郵便局、合同庁舎のそばの国土交通省鳥海ダム調査事務所の2階事務所の
戸を開けるとまだ、ストーブが置いてある。そのストーブの前にN課長さんが座って仕事をしている。
「ご無沙汰しております。」
とカメさんと長岡さんがまず、挨拶を行った。
「あー、しばらく振りですね。」
とニコニコ顔のN課長さんである。
「お世話になります。」
と私も続いて挨拶をすると、
「あーご一緒ですか。どうも、遠いとこ、ご苦労様です」
とN課長さんの優しいねぎらいでの言葉である。
カスミ桜
「どうぞ、どうぞ。」
と応接セットに案内されて、山形から単身赴任しているN課長さんと
建設省(国土交通省)の用地出身のカメさん、土木技術出身で、
山形工事事務所(山形河川国道事務所)で付き合いがあった長岡さん、
チョッピリ知り合いの私は仕事中にもかかわらず、山形からくるコースや、
同じ用地出身で私の会社に勤めていて亡くなった舘野さんのことなど、
世間話をしているうちに、私の頭に桜のことが浮かんで来た。
「ところで、課長さん大内町葛岡はどの辺に当たりますか。」
「えー、大内、葛岡ですか、なんかしたんですか。」
カスミ桜の写真はこちら

27 お寺と枝垂れさくらへのパーマリンク

2004 年 6 月 23 日 水曜日

僕たちは県道349号沿いにある永泉寺のさくらの案内板から入るとですね、
お寺さんがどうぞと迎えてくれるんですよ。お寺さんの左に
3分咲きの枝垂れさくらが枝を地面近くまで垂らしていて、
どうぞどうぞと枝を振っているんです。
ランクスくんは、野菜を積んだ軽トラックがポツンと一台休んでいるだけの
2.30台も止められそうな広い駐車場にゆうゆうと4輪を休めた。
ひーちゃんは、阿部さんのさくら一覧表とバカチョンカメラをもって
ワタワタとドアを開けてさくら目がけて急いで行く。
僕が思うのにそんなに急いでどこに行く、
桜は根っこを張っているから逃げないのにと思うですが。
「シュンちゃんも外で少し遊んでいきましょうね。」
とランクスくんのドアを開け外に出してくれた。
永泉寺のさくら
ぼく一目さんに駆けたがひーちゃんの後は追わないでね、
寺の右手にも若い枝垂れ桜がある所に食べ物でもあると思って駆けていったら、
なにもないんです。仕方ないから、気の毒だ思ったですが
根元にオシッコをさせて貰ってね後ろを向くと
ズラッと並んでいる地蔵さん達が笑っているんですよ。
「シュンちゃんそんなに走ってだめ。ダンナさんの所へいってみなさい。」
僕は僕と家族しか居ない境内を自由クンクンと散策していると、
関西ナンバーの車に乗った夫婦、また3人の女性が乗った関東ナンバーの車がやってきた。
どうやら、三春の滝さくら見物の後らしいんです。
「シュンちゃん。行くわよ。6時前よ、三春に行って夜桜見物よ。」
マーちゃんに抱っこされて振り向くと「わたしと親戚の滝桜によろしく」という声が聞こえた。
永泉寺のさくらの写真はこちら

26 風越峠へのパーマリンク

2004 年 6 月 16 日 水曜日

高山舘の提灯、幟、艶歌に送られ、
大越方面に向かって県道349号を西に急いだ。
休憩したコンビニを過ぎ高速道小野インターを通りすぎ、
吉野辺の種まきさくらとは2度目の出会いです。
ひーちゃんは、カメさん、長岡さん、荒井さんと眺めたのを数えると3度目である。
ドイツのシュナウザまた会ったなあとのサクラどんの声が風に流されていく。
峠の坂の爽やかな高原のそよ風に後押しされながら、
ランクスくんは、峠の坂を快調に走っているはずなんですが、
ランクスくんはひーちゃんから首根っこを押さえられているようにハンドルを硬く握られ
デカイ足でアクセルを思いっきりフンずけられて、
1500ccの全パワーを出し切って頑張っているのです。
永泉寺のさくら
風越峠の頂上を上りきったランクスくんは、
ひーちゃんから少し力を緩められトンネルを通過した。
今度は下りの坂だ、余りスピードを出すなとばかりにブレーキを踏まれながら走っている。
「風薫る田園地帯ね。峠のから1.5kmぐらいの所の左手に
高山舘のさくらがあるって言ってたわよね。もうそろそろね。
あったよお寺らしき建モンがあれよきっと永泉寺のさくらよ。
やっぱり、案内板があるわよ。そこから左の道に入っていってね。」
とマーちゃんが道案内である。
永泉寺のさくらの写真はこちら

25 幟、提灯に地蔵尊へのパーマリンク

2004 年 6 月 9 日 水曜日

県道286号の坂道を下り比較的平坦な県道349号を
左折し2時間前程通った道を北西に向かってランクスくんは
ひーちゃんの大きな足にアクセルを踏まれ
目的地の大越町を目指しスピードを上げ走っていると、
前方からスピーカーから歌謡曲が聞こえて来て、
幟が数本と赤白の提灯に囲まれれた8分咲の桜が見えてきた。
「後でと言ったさくらだわ、古そうよ。あら、寄って行かないの。」
「そうだね、見ていこうと」
ひーちゃんは2・30m過ぎたところでランクスを止めるとカメラ、
カメラというひーちゃんに釣られてマーちゃんも桜見物に車を降りて出て行った。
「おい、シュンタこの分だと家にもどるのは、真っ暗になってからかも知れないなあ。
一寸暑くなってもいるし、僅かの時間でも休んでいようーと」とランクスくん。
高山舘桜
後ろを見るとひーちゃんが写真家でもないのに格好をつけ
パシャバシャ写真を撮り終えると今度はメモを録っている間にマーちゃんが写真屋さん。
「延命子育て地蔵さんだって、真っ赤な帽子に真っ赤な衣に身を包んだ地蔵さん達と
400年の高山舘桜のさくら祭りだね。」とひーちゃん
「幟にも子育て地蔵と書いてあったわね。東京にいる邦人も家にいる次男の陽次も
元気に大きく育っているからね、手を合わせてきたわ。」
邦ちゃん、陽ちゃんの事が出たので二人とも今何しているかと思い僕は会いたくなった。
また、出発だ。
「せっかく来てくれたんだから、お酒でも飲んでいったらいいのに」
と桜のさそい声が僕に聞こえた。
高山舘桜の写真はこちら

24 山道の八百屋さんへのパーマリンク

2004 年 6 月 2 日 水曜日

すれ違えないデコボコ農道をランクス君が脱輪でもしたり、
腹が地面に付き動けなくなったったりとの心配をよそに、
さすがひーちゃんランクス君のハンドルをうまく捌き、
鉄工所まで戻り国道49号で出ようとすると、
「なーんだ、小学生が描いたような岩倉さくらの絵と、平成七年度たんぽぽ運動の看板だ。」
と、ひいちゃんが言った。
ランクスくんに乗ったひーちゃん、まーちゃんとミニドックのぼくは、
49号に出るとスグに県道136号に左折して小野町に引き返した。
何か言いたげな沢名のさくらの前を素通りして県道286号に
乗り山の坂を下りながら先を急いでいると、
「来るとき見た、山の八百屋さんがあるわよ、山菜汁があるかもしれない寄っていくわよ。」
とまーちゃん。
高山舘桜
駐車場に乗り入れ、僕とランクスくんを置いて、まーちゃんとひーちゃんは
にわか造りの八百屋さんの中に入って行った。右手に倉庫があり、
構造改善事業とか僕には難しい漢字に書かれており、農作物がここから運び出されている。
しばらくすると、ひーちゃんとまーちゃんが大根、たまねぎ、漬物、こんにゃくなどの
野菜を買って戻って来た。
「山菜汁なかったわね。おトイレ何処かね。」とまーちゃん
「事務所にあるんでないかなあ、ぼくも済ましとこう」と云って戻っていった。
少しすると、「シュンちゃん喉渇いたでしょう。」とスポーツ飲料を少し呑ましてくれた。
「出-発。」とひーちゃんの声でランクスくんはブルっとして走り出した。
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