2004 年 5 月のアーカイブ

23.さくらと間道へのパーマリンク

2004 年 5 月 26 日 水曜日

「小さな石碑や地蔵さんがあるよ。へー道、間道らしきものが
山に向かってあるから一寸行ってみるよ。」
と上杉林の手前でひーちゃんの大きな声がした。
 「シュンちゃん、ダンナさん一人じゃ心細いから一緒に入ってみて。」
とマーちゃんに言われたが、僕もそのつもりだったので猛スピードでかけ上っていくと、
ひーちゃんは石垣らしい跡がある間道らしき道を上っていた。
 僕は、ひーちゃんの後を付いていく、なんか薄暗い杉林の中、
杉倒れて道を塞ぐ、山の頂上を目指すのだろう道跡が杉林が過ぎると雑木がトウセンボー。
「帰ろう。シュン、熊でも出たら大変だ。」
とひーちゃんが引き返したのでホッとした。
高山舘桜
ランクスくんの所へ戻ると
「昔の道かな、この桜も道しるべかなあ」
とひーちゃん。
 まーちゃんが
「あーそう、フキノトウ採ったし行きましょうと」
とドアを開け車に乗った。運転手交代ひーちゃん運転である。
 「ちょっと待って後ろを見るから」
とマーちゃんはランクスくんを降り後ろで車掌さん。
 「バックオーライ、あまり後ろに来ないで、オーライオーライ」
ランクスくんもヌカルミ、ヘコミに入らないように慎重に元来た道に顔を向けた。
 「ジャー、安全運転」
とマーちゃんが助手席に座りシートベルトを締めるを確認してひーちゃんはユックリと出発した。
僕の耳に、
 「道々、気をつけてお帰り、満開だと感動したのにね。」
と聞こえた。
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22. さくらとふきのとうへのパーマリンク

2004 年 5 月 19 日 水曜日

岩倉さくらの周りは一応綺麗にされて僕にとっては
運動場のようなもんですが、駐車場らしきもんが無いです。
ランクスくんは、平らな場所で余り奥行かないよう注意して止まった。
もしも、タイヤが滑って出られなくなったら、
ひーちゃんに「力無しでダラシナシ」と怒られたあげく、
整備工場のレッカー車君に世話にならなければならないと困るだって。
ぼくもね、足が速いから整備工場まで走れと言われると泥まみれで困るなあ。
ひーちゃんは今、さくらの太い幹や、枝ぶり、全景をバシャパシャと
バカチョンカメラのシャッターを押してさくらの周りをウロチョロしているんです。
岩倉桜
マーちゃんは、チラット町指定の天然記念物であるさくらをチラット見ていたんですが。
「あーら、わたしの大好きなフキノトウが出ているよ、
誰かここに来て採った跡があるけど、まだまだ、採れるからシュンちゃん手伝ってと」
トランクの中にある手袋を取り出し、後ろの席のドアを開け僕を外に出してくれた。
でも、ぼくは、フキノトウのニオイが嫌いなんですと、小さな声で言って、
ひいちゃんの所まで全速力、マーちゃんの所に滑り落ちる楽しいな。
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21. デコボコ農道をよく来たわねへのパーマリンク

2004 年 5 月 12 日 水曜日

鉄工所の敷地から、やっと車が通れる農道をランクスくんは、
脱輪でもしたら、この一家の一員としておいて貰えなくなると
悲壮なまでも神経を研がらかし進んでいく、僕までも手足に汗をかいている。
もっとも、ドックは、狼が先祖で舌と手足しか発汗機関ないんで
暑い時にはハハーと舌をベロン出してるんだよと、ひーちゃんが言っていたが
本当かどうか分かんないです。今チョト暑いでベロでもだしたらね、
ひーちゃんのゲンコツが飛んできそうだなんだ。
ランクスくんは、西に200m程真っ直ぐな農道から直角にゆっくりと走って進むとね、
直角に近いカーブを右に曲がる、また丁字の細道があってね、
サクラはこっちだよと矢印が右をさしている。
岩倉桜
道は、土手の下にクニャクニャと更に細くなったばかりでなく、
上下運動まで酷い縦揺れ、横揺れの道でなんですよ。
前から耕運機でも来たらドウシヨウ右側は田んぼで脱輪でもしたらね
上がれなくなって、先ほど桜の場所を教えてくれた整備工場まで
僕が走らなければならなくなりそうで心配しているんですが。
「まー、何とか通れるね。ケッコウ桜までの距離があるわね。
歩いたら時間かかるよね。」とマーちゃん
「運転代わろうか。」とひーちゃん
「大丈夫よ。」とマーちゃん。
ガタボコ、ノロノロと土手の下の農道を400m程進むと、
スーと蕾の両手を振って“よくきたわね”と歓迎してくれる岩倉ザクラが見えたんですよ。
「ホッ」
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20. 狭い道がんばれランクスくんへのパーマリンク

2004 年 5 月 8 日 土曜日

馬場の桜に僕は一礼をするか否かランクスくんは自動車整備工場を出て走りだしている。
逆もどり、信号機横断歩道を過ぎても鉄鋼社が見えない、
「あれだな、倉庫みたいなデカイ建物だなあ鉄工社ともで書いてあるよ。
何んだ小野町から来た道からスグだったんだ。」
「どこから入ればいいの。」
「建物の前に通路があるよ。入ってみようよ。左に入ってください。」
僕も心配しながらもシッカリ両手両足をガシット踏ん張っている。
鉄工社の敷地に入っていくとね、鉄工社の敷地らしいんです。
ジーと見ると敷地の左端に岩倉ざくらはコッチと小さな案内板が立っていてね、
その先に軽トラックか耕運機一台がやっと通れる砂利道があるんです。
歩く、走るは、僕の出番と張り切っていると。
岩倉桜
「農道を車で行って見ましょう。歩くよりいいんじゃない。
それに桜の季節にはまだ早いので車は来ないと思うよね。
もしか農作業車正面からきたらニラメッコしようね。
それでもだめならダンナさんと運転チェンジ。
500Mもバックしたたらいいんじゃない。行きましょう。」
ええーとぼくは、驚いた。マーちゃんはオフロードが得意、
スピードもOKレイサーの素質あるんじゃないかなあ。
「オイ、トヨタ ランクスお前の真骨頂をみせろ。」とひーちゃん
「おおーす。」とランクスくんの声が僕の耳に聞こえた。
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