2004 年 3 月のアーカイブ

13. 提灯祭りの桜は後でへのパーマリンク

2004 年 3 月 31 日 水曜日

 バタン、バタンとひーちゃんとマーちゃんがドアを閉めて車に戻ってきた。
冷たいお茶を美味しそうに飲んで、ぼくがマーチャンの顔を見つめると。
 「シュンちゃんも喉渇いたでしょう。」
と言ってビニールの袋をカップ代わりにしてお茶を飲ませてくれた。
 ペロペロ、ごくん、ペロペロごくん、
 「う、何時もながらお茶は苦いな。」
 「あといいのシュンちゃん。」
ブルブル、ワン
庚申桜
「出発進行」
とマーちゃんママ
 「平田村は10分くらいで、5キロほど行くと右に左折だって。」
 「右折でないの。」
 「そうそう。」
 「あれ、道路の右側に提灯飾りと演歌と歌っているさくらがあるわよ。寄ってみる。」
 「あーそうだ。でも、阿部さんのデータに無いから時間あったら帰りに、後にしよう。」
 車のランクスくんは、演歌のメロデーに後ろ髪を引かれながらも、
スピードを上げて過ぎ去っていく。
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12. コンビニで尋ね道へのパーマリンク

2004 年 3 月 24 日 水曜日

 「信号を真っ直ぐ行って、あー先ほどの吉野辺の桜で写真機。」
 「落として来たの。」
 「いーや、バカチョンカメラのフイルム無くなったよ。」
 「ビックリさせないでよ。桜とこに戻らなきゃと思ったわよ。」
 「運転してところごめん、信号の先にコンビニがあるからカメラを買うから寄っていこう。
トイレ休憩、水分補給、ガム補給。」
 ぼくは、また、ランクスくんと留守番だ。
 「おい、シュン太。お前さんは、ワンインネットとというヤツでおいしいもんを探せんのか。
良いもんだな、俺なんかカーネットでオクションにかけられちゃうよ。
食べ物なんかは無いよな。そえで、おれの食べ物はレギラーか一寸良くてハイオクしかないよ。」
庚申桜
「あそうー。ダンナさんガムで無くサラミでも買って来ないかな。」
 「え、お前さん、ビールでも飲むのかえ。」
 「ひーちゃんダンナさん、レジでバカチョンカメラ2台とお茶2つとガムを買ってる残念。
店員さんと何か喋ってる。きっと道を確かめてるんだね。」
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11. ワンワンインターネットへのパーマリンク

2004 年 3 月 19 日 金曜日

国道349号を北西に向かう尋ねたい桜が大越町にあるんだって、でもね、
三春の滝桜を夜桜花見と洒落込むんだってさ。ひーちゃん、マーチャンは、
ぼくが家に来る前に2回ほど二人で見てるんだって、凄いんだって。
ぼくは、滝桜というもんを見たことないから化け物かどうかわかんないよ。
そんな訳で、吉野辺の種蒔桜を後にして、南東にランクスくんは
「また、来た道か」と言いながら走っています。
ぼくは、花より団子の方なんで、家を出る前にワンワンインターネットで
美味しい食べ物を探しておいたんですが、マーちゃんが、
ぼくの産まれたところというので郡山を調べてしまったでい。
いわきに近い阿武隈高原との小野町、平田村とだとは、ぼくの好物の特産品がないかな。
庚申桜
ひーちゃんは、道路マップを見ながら
「えーと、国道349を南に行って小野インターを過ぎると信号があって、
県道42号と138号があるんだけど、すげー山道のようだ。だいぶ南下して、
国道349と国道49号とブツカルまで行くと遠回りになるし。」
「オフロードレースじゃ無いからグニャグニャ山道はごめんよ。
気持ち悪くなるからね、またね、ブツカルと痛いからだめよ。」
「あーええー、やはり、県道286号か、地図の上で永氏田から右折か。」
どうやら、平田村という所に行くらしいよ。
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10.吉野辺の種蒔桜へのパーマリンク

2004 年 3 月 17 日 水曜日

ランクスくんに乗る僕。運転手はマーちゃん、ガイドはひーちゃん。
小野インターから信号を左折して西に向かって4,5分のところで。
 「あれだ、右の道端の丘の上にある桜がこの前4人で探した古木の桜だよ。
そこそこの道に入って止めて。」
 「そこそこって、そこ」
 ランクスくんは、農道の左側でなく右側の端に止まった。
「シュン太、右側駐車だけど農道だからどうでもいいだね。」
と小さな声で僕に話しかける。
 「僕はドック法のことは知ってるんだが自動車の交通法は知らないよ。
ドック交通法はドッチでもいいよ、立ちション禁止でもないよ。」
 「そうかい。」
 「なんか、古木の桜にみえないよね。未だ、満開でないのね、花のチッチャイね。」
種蒔桜
「400年の種蒔桜だよ。階段を登って上に行って見ると太いよ、枝が張っているよ。」
 「そうう・・シュナどう。あんたは桜のことなんかわかんないよね。
それより外へ出たいのね。」
 ひーちゃんはカメラを持って車のドアを開け外にでて色々の角度から、
カメラマンになったように、バカチョンカメラで桜を撮っている。
 ぼくは、咲いていることは解るが食べ物でないし余り興味がない。
マーちゃんが外へ出してくれたので、クンクン草の匂いか、
モグラは居ないかなあと更に土に鼻をつけた時。
 「よーくきたなあ・・・400年もこの地で道を眺めでいるがあー。
おまえさんさんのような、ドイツの小さなシュナウザーという犬は初めてじゃ。
一寸顔を見せとくれ。」
 「えええ」
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9.小野町に到着へのパーマリンク

2004 年 3 月 15 日 月曜日

「シュンちゃん、まもなく出発すからね。
だんなさんから外に出してもらってオシッコしてね、
そして、水を飲ませてもらってね。」
 ランクスくんのドアを開けてくれたので、ポンと外へ出て5mほど走った。
 ドラ猫どこだ。ヨークテリシャは。
 「シュナ・ストップ、ストップ。」と僕をひーちゃんが追いかけてきた。
 ハイ、だんなさん、止まったよ。蹴っぽらないで言うこと聞くから。
 「シュナ、何で走るんだバカモン。オシッコか早くせ、
椅子の足じゃだめだよ。アッチアッチ。」
 おしっこを終え、ひーちゃんから水を飲ませてもらった時は美味しかったよ。
そして、口の中のしょっぱさが薄まった感じ。今度は主人さまから
タオルで足を拭いてもらう時ばかりは、ひーちゃんが召使で僕が王様だ。
種蒔桜
「準備OK,急ぎましょう、桜探しを終えたら、夕方に三春の滝桜をもう一度みたいから、
夜になると大変、休憩返上よ、ダンナさん、シュナ早くして、今度は私の運転よ。」
 休憩を終えたランクスくんもマーちゃんママの運転でリラックスして快調に走った。
小野インターチェンジ料金所をゲート通過し小野町到着である。
 「次の信号を左折だよ。3kmほど行くと4日前にかめさん、長岡さん、荒井さんと
4人で探した桜があるよ。」
 ぼくは、運転席と助手席の間に獅子立ちして、こっちかと話を聞いていた。
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8. 昼の愛妻おにぎり弁当へのパーマリンク

2004 年 3 月 10 日 水曜日

 「こら、どら猫あっちにイケ。」
 ガチャガチャと鍵がドアの鍵穴に入りドアが開いた。
 「シュナ、猫を追っ払っておけ、そのくらい役立てポンスケ。
この車も猫が上れないようツルツルになれ、バカモン。」
 「だんなさん。シュナに当たったってショウガナイでしょ、
汚い猫の足跡を雑巾タオルで拭いてよ。」
 「あいよ。」
 「きょうは、桜冷えなんでね。車のなかで食事しょうね。
ランクスの助手席を倒せば食卓テーブルになるのよ。
シュンちゃん、テーブルに上がってだめよ。降りなさい。」
種蒔桜
前の特等席をテーブルにしちゃったもんだから、ぼくの居場所は運転席か、
でも美味しそうなランチが首を伸ばせば見られるかあ。
シャケと梅干の海苔おにぎり、煮物に、ウインナーにきゅうり漬け、熱いお茶だ、
美味そうゴクンとツバを飲み込んじゃった。いつものように、
ひーちゃんとマーちゃんの顔をみてオネダリしようと。
 え、シャケおにぎり、マーちゃんありがとうね。
マーちゃんが握ったおにぎりの海苔と塩加減が最高だね。
ちくわにウインナー、ひーちゃんポンポン投げて、ホイホイと受けて丸呑みだ、
マーちゃん今度はきゅうり漬け、パリパリ、一寸僕には、ショッパイ感じ。
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7. パーキングの主と美しい犬へのパーマリンク

2004 年 3 月 6 日 土曜日

「丁度昼の時間だわね。ここのパーキング前にも寄ったことあるみたいね。」
 「何回か休んで行ったことあるよ。」
 「似ているパーキングあるからね。そういえば、そそう、笹団子売ってるところよね。
そして、高速道路の白石付近で事故があって大分休んでいたわよね。」
 「あれは、下りのパーキングだよ。」
 「兎に角、昼ごはんにしましょう。その前にトイレ休憩、シュンちゃんも待っててね。
後で外でトイレタイムよ。」
 バタンとドア締り、ひーちゃんとマーちゃんが車から離れていくと。
 「おれ、シュン太が言う通りパパ主人の運転でが張り切り過ぎたよ。
でも、ダッシュとスピードが遅いとハンドルをバンバン叩いて怖いもんな。
丁度、昼休みだ神経使っちゃまあってさ、エンジンにキーがはいるまで昼寝るだヨん。」
種蒔桜
ランクス君が寝ようとすると、
 「誰だ、寝ようとしてたのにおれのケツに乗るのは。野良猫か。
何だって、おれがここを仕切ってるんだって。うるせえ猫の癖に、
シュン太フロントガラス前に見えるだろう。お前さん犬だろう。何とかしな。
猫の爪にでも引掻かかれたら痛いだろう。それに、傷でもついたら
パパ主人から俺まで怒られちゃうよ。」
 「そう、ランクスくん、ぼくは猫には興味がないもんね。
ガラス窓越の自動販売機の前の椅子に、おかあさんとおねえちゃんと妹に連れられた
可愛いヨークテリシャの女子がいるんだ。ぼくが両手を振ると首を振ってくれているんだよ。」
 「お前、余程バカだね。あれは、イヤイヤしてるんだよ。」
 「ちがうよ。」
 「どうでもいいから、猫を追っ払ってくれよ。ああ、パパ主人が帰ってきちゃったよ。」
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6. 二本松パーキングで休憩へのパーマリンク

2004 年 3 月 3 日 水曜日

ひーちゃんがハンドルを握るランクスくんは東北道を
120kmの速さで快調に風を切って走っていてね。
 「シュン太、春爛漫のハイウエーを飛ばすのは爽快だぜ。
そろそろ、昼なんだけどさ、シュン太も俺も昼飯は関係ないもんな、
俺はさあ、昨日の夕方マーちゃんママが口から出そうになるまで
イッパイ、香りのイイ、ガソリンご飯を食べさせてくれたんでなあ、
まだ、喉まで詰まってる感じで、腹も空かないよなあ。
 お前さんは、朝と晩が食事だったなあ。でも、ダンナさん、
マーちゃんママから時々、ショッチューおやつを貰ってもんなあ。
 シュン太は、おねだりがウマイもんな、潤んだような瞳でダンナさん、
マーちゃんママを見つめるんだよな。役者だよお前さんは。
だけど、一寸太り気味と思うよ。糖尿病なんかなったら大変だよさなあ。」
種蒔桜
「トヨタのランクスくん、ぼくの名前はシュナ、ドイツの名前だよ。
シュン太なんて言われると人間さまの名前みたいだけど、
ぼくも、福島郡山生まれだから、日本犬だけどね。」
 食事のことだけど、ぼくの標準体重は7キロらしんだけど、
アニマルドクターに2キロばかり太りすぎと言われてね。
ひーちゃん、マーちゃん、よーちゃんもドックフードを3割カットして
ヤセロ、ヤセロと言うで減量中なんで、お腹空いてるんだ。
でもね。マーちゃんの愛妻おにぎりお裾分けを楽しみにしてるんだよ。」
 「そうかい。俺は、猛スピードで頑張ったからすこしオーバーヒートぎみかな一服したいな。
おっと、ダンナさんがブレーキを踏んだ。スピードダウン左にウインカーを上げろだって。
あー、二本松パーキングで休憩だ。静にするよ。ダンナさん怒ると怖いから。」
 「ぶぶーー」
 「クンクン」
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