2003 年 6 月のアーカイブ

1. 遠い昔の栄枯の華へのパーマリンク

2003 年 6 月 23 日 月曜日

藤原三代、黄金の国、悲運の武将義経、
千年の歳もつわものの夢が野深く眠る平泉の里に
ハイウエーのタイムトンネルをメカカーが抜け出す。
国道4号線、蝦夷の道、奥の細道、参勤交代の道、
旧国道いずれも関八州と陸奥を結ぶ道、北に向かう文化の流れ道。
一関のインターチェンジで高速道路を降り国道4号を北上し中尊寺のある平泉を縦断し、
鎌倉頼朝勢と北の勇藤原勢、義経主従が戦った古戦場が静かに、歴史の中で息する地、
緑の色が似合う衣川村に入る。
北館桜
阿部壽さんから頂いた東北地方サクラ銘木一覧表に寄ると古木のサクラは、
衣川村横道したと書かれていてどの辺か検討つかないが、
亀ケ岡さんが前もって役場に問い合わせしたり地図を手にいれたりして
一週間前に苦労して場所を探し、サクラの写真をデジタルカメラ、
アナログ写真と二重も大事に写してくれている。
「その道を左に曲がって下さい。」
との亀ケ岡さんの案内で運転手の佐藤祐之さんは、
「ハイ、そこですか」
といいながら車を左折した。
北館桜の写真はこちら

2. 桜と風のいたずらへのパーマリンク

2003 年 6 月 8 日 日曜日

遠刈田温泉から東へと風を切りながら、平坦な道を走る、森や林の景色が畑続き田んぼが続く、
沿道の家屋が時折目に映る、住宅が居並ぶようになり、右手に蔵王町の役場がある、
役場の前の信号を左折する。
少し走ると右に折れると緩いカーブを描いてグート坂を上り、
下り始めると小さな盆地になっている道路の下にどっしりと根を張っている太い桜を見つけた。
 車を通路に乗り入れて、桜にゆっくりと近寄った。
 桜はわたしを待っていたように花吹雪の前の満開の姿見せようとでもしているようである。
だれも居ない静寂さの桜の下に佇む、桜を見上げる。
根返しの桜
百年も息をしている桜を見上げる、桜の花が渦になる、時も渦になる、
数十年前の二十歳の時代にタイムスリップし、桜をジーと見上げている。
一輪桜の花が亜麻色の長い髪の瞳のクリクリとした乙女に重なった。
純な恥じらい心で恋の思いも口笛さえ吹けず立ちつくす。フット、
時の風ともに乙女の笑顔と花びらが散った。
 古木の桜の近くでブランコがゆれている。
数枚の花びらがゆれる振り子のメロディーとともに舞っている。
 桜の妖精が腕をそっと組んで回った。チュッとキスしてそよ風に乗って空に消えた。
 一瞬の風のいたずらである。
根返しの桜の写真はこちら