2003 年 3 月のアーカイブ

1. 訪ぬる人は親切へのパーマリンク

2003 年 3 月 24 日 月曜日

北会津村の東麻生の種蒔桜を後にして会津高田町を目指した
会津坂下・本郷線から高田街道を西に走った。
鉄道会津本郷線高田駅の近くの御田神社駅の前で直角に折れると
街道の名残がする町並みを通る。
私は、会津平野を左、右に折れ、ユータウンし、グルグル廻ってしまったため、
方向音痴が益々ヒドクなり地図の上の何処にいるのかさえ分からなくなっているが、
同行している荒井さんは、大手ゼネコンのベテラン営業であったため何回も高田に来ている。
県道を左に曲がると言ってるうちに会津高田役場に到着した。
 役場は、横に長く木造建てで古いが白い色で仕上がっているため明るく感じる。
 中に入ると、両側が一望できる。観光課は2階と案内がある。
一回の事務室を通り抜けると増築された別棟があり、階段がある。
階段を昇るとすぐに部屋があり観光課あった。
種蒔桜
 「すみません。」
と声をかけると
 「はい、何でしょうか。」
と口髭を生やした、30歳過ぎの男子職員が、
打ち合わせ中にもかかわらず、優しい眼差しで、こちらに出てきてくれた。 
 「恐縮なんですが、北村の馬の墓の種蒔桜は、どの辺りか教えていただきたいんですが。」
 「馬の墓の桜ですか。県道に出てこう行って、中学校から、こう行くとあります。」
私は、どこがどこだかわからないが、荒井さんは、北村の場所がわかったらしくうなずいた。
 「一寸待って下さい。」
と口髭職員さんが桜を集めた資料集(コピー)から
馬の墓の種蒔桜が書いてある2.3回繰り返して画像が少し落ちてはいたが
写真入資料のコピーを持って来てくれた。本当に親切である。
種蒔桜の写真はこちら

 3.近代役場と時を刻む桜へのパーマリンク

2003 年 3 月 10 日 月曜日

 役場の中を見渡すと木製造りでドームのように天井が高く広い、
フンダンに木をつかいヨーロッパの山間部の庁舎のような感じである。
 桜のある東麻生を観光課に尋ねて見ることにした。
 「すみません、お尋ねしますが。」 
と声をかけると
 「なんでしょうか。」
と都会の市役所のドライぽい若い男性が応対してくれた。
 「東麻生にある古木のさくらの場所はわかりませんか。」
 「少し南に行くと東麻生にある神社の所にあるはずです。」
と言って住宅地図で説明して頂いた。
 「すみませんがコピー頂けませんか。」
 「10円かかりますが宜しいですか」
 「はい」
と言ったもののお金を持っていないでお願いしていることを恥ずかしく心に思った。
 車に取りに行こうとすると一緒にいた荒井さんが
 「わたしがもって来ます」
と言って車に戻り小銭入れを持ち帰り10円を支払ってくれた。
種蒔桜
 コピーの地図と北会津の観光パンフレットを持って、
車に戻り東麻生に向かって南に走ると右手に十数件の部落に神社が見える。
 道路を右に折れ神社に近づくが、桜はあるが、古木の桜が見あたらない。
 神社の建物の後ろ手にあるかもしれないと部落の家並みの間の細い道を
古木の桜を探しながらゆっくりと進む、神社敷地の西側の角に
大木の落葉樹があるが見当たらない。
 神社の裏手の農道まで出てしまった。
北西を見ると最近建てられただろう住宅の隣に墓があり桜がある。
 「あった、あれだ。桜だと」
声を出した。
 農道を右に折れ、住宅の北側を左に折れ墓地の前で車を止めた。
 墓の中央に種蒔桜が枝を大きく広げ数え切れない白い花をつけ、
幾代の人々が自然とともに生きた姿を知っているように優しく立っている。
思わず手を合わせた。
 西の方に広がる田園の奥に飯豊の山並みが白い帽子をかぶり微笑んでいる。
種蒔桜の写真はこちら