2002 年 9 月のアーカイブ

4. 桜とおばあちゃんへのパーマリンク

2002 年 9 月 24 日 火曜日

役場を後にして、静かな野沢駅に戻り、駅を背にして商店、住宅が並ぶ通りを
国道4号の方にゆっくり進むと右手に石柱に常泉寺の字が刻まれていた。
 「ここだ。」と境内に入り、辺りを見渡すと本堂と母屋があるが
古木の桜らしいものが見当たらない、本堂の後ろを探しても、それらしきものも無い。
もう一度、役場で戴いた資料を確認したが、やはり、常泉寺所有となっており間違いがない。
 兎に角、住職に尋ねてみようと母屋の玄関の戸をカラカラと開け中に入らせて頂いた。
 「こんにちは・・こんにちは。」と3・4回呼ぶと、小柄な背を丸めた。
おばあちゃんが「は・い。」と 出て来てくれた。
 「お尋ねします。ここに化けさくらがあると聞いてきたんですが何所にありますか。」
 「ああ、そこだと。」答えが返ってくると心で期待をしていたが。
 「わかんねす。」と以外の言葉が戻っていきた。
化け桜
「えっ。」と、こころでおもいながら、もう一度たずねてみた。
 「さくらなんですが古いさくらがここにあると聞いたんですが。」
 「わかんねす。」
 「ここは、常泉寺さんですね。」
 「はい。」
 「常泉寺さんにさくら、化けさくら、古いさくらあると聞いたんですが。」
 「わかんねす。」
諦め切れず。
 「住職さんか、他の内の人はいませんか。」
 「出かけていて誰もいないす。」
 困ったと思ったがしょうがない。
 「ありがとうございました。」
 「ご苦労様でした。」
と申し訳なさそうに答えくれた。
 玄関の戸をカラカラと閉め外へ出た。家の周りをさくらの古木の桜が無いか探しながら、
地図と資料をにらみ通りの石柱まで戻り常泉寺を確認した。
 「間違いない。」
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3. 越後境の駅と役場へのパーマリンク

2002 年 9 月 9 日 月曜日

 信号機から左に折れると、広い道の通りで、ぶつかりに野沢駅がある。
 木造の小さな駅である。時代を遡れば、越後の県境として越後、
会津の人々達の乗り合い客で賑わった姿を残す駅である。
 駅の前から右に折れるとやっと探した役場がある。
木造つくりの使いこなされた昔ながらの“役場”そのものである。
 役場の正面からは入って行くとワンフロアーである。
多分1階、二階で全ての機能を凝縮しているだと思われる。
見通しも良いから風通しも良いに違いない。
 化けさくらは、さくら博士の阿部壽さんから頂いた東北地方サクラ銘木一覧表には、
西会津村下条、樹齢伝500年とあったが、道路マップの地図ではたどり着けない。
化け桜
1階左の商工観光課で聞くことにした。
 「すみません」
と声を掛けると机で仕事をしていた若い男子職員がカウンター越に
 「はい、なんでしょうか」
とでてくれた。
 「化け桜のある下条はどの辺にありますか。」
 「一寸お待ち下さい」
と言って、婦人職員に話しをし、その婦人職員は、
化けサクラの載っている本をコピーして下條の場所を教えてくれた。
その親切さに頭を垂れた。
 場所は駅前通りで本のコピーによれば、桜の名称は、下条の普賢象桜、
樹齢は、500年、地元住民は化け桜、千歳桜と呼んでいて、西会津町野沢字原町の
常泉寺が所有者(管理者)であった。
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