‘薬師ザクラ’カテゴリーのアーカイブ

白鷹町 「薬師ザクラ」へのパーマリンク

2007 年 5 月 29 日 火曜日

子守堂の桜を土手の上の畑や道路を登り切った方向から十分に堪能した。
公民館の駐車場に戻り、テントの中の椅子とテーブルを借り蒟蒻を注文した。
先ほど買って来た何個串に刺されているか数えられない名物焼き団子を包みから出すと、
「お茶どうぞ、焼きだんご買えたかえ」
と懐かしい茶碗で、ばあちゃんがお茶と漬物をだしてくれた。
 だんごと蒟蒻と漬物とお茶を交互に味わいながら子守堂の桜を眺めた。
 子供連れの若いおかあさんが蒟蒻鍋の前で「焼きだんごありますか。」
と尋ねると、ばあちゃんは
「注文して待ってるんですけど来ないとこ見ると売り切れかもしんないです。待ってますか」
 「そうですか」と残念そうに蒟蒻を買い求め車に戻った。
薬師ザクラ
 休憩を終え、次の古典さくらに向うため「薬師桜はどう行けばいいですか。」
と尋ねると、
「高玉だあ、その道を右に行ってスポーツ公園をのぼって部落をぬけると
太い道路にでるから、それを南にいくといいよ。」
 車に戻り、桜マップの地図を見ると山裾の南北に走る道路沿いに桜マークがある。
確かこの道路は小国、新潟にぬける県道なハズである。
車に乗りスポーツ公園の少し見える桜を見ながら、勾配のある折り曲がった坂を昇り、
集落をぬけると広くなった出来立ての道路に出た。
少し走ると田んぼが2mも下にあるところで行き止まってしまった。
薬師ザクラ
 Uターンして見ると狭い旧道が交差している。旧道の左の方向が登りの坂に見える、
坂の方が西かと推測し、左に折れ走り出すと横の帯が目に入ってきた。
更にアクセルを踏むと横の帯が太くなって、広い道路に出会った。結構車が通る道路である。
頭の地中の図からすれば南の方角は左である。ハンドルを左に大きく回し、アクセルを踏んで走った。
左手には集落が点在し、その後ろには、のんびりと最上川が流れている。
 右手の家屋の後ろには、畑、雑木林、その後方には、屏風ように連なる山々が聳えている。
この連山が「ゆっくり、ゆっくり、走ろう」と呼びかけているようである。
薬師ザクラ
 ゆっくり走ろうとアクセルを離すと十二のさくらの案内版が見え、
右前方を見ると桜と紅白の幕が見える。とにかく行って見ようと右折し、
12~3台とめてある桜のすぐ近くの駐車場に入り、車の窓から顔を出し桜を眺めた。
古木であるが前頭筆頭かなとつぶやくと、顔に土煙が被った。
大関を探そうと広い道路に戻った。ガラス窓いっぱいに自然を受けながらまっすぐな道を暫らく走った。
右前方に桜マークの標識が見え、前方の道路脇に5,6台が駐車している。
スピードを減速すると空いているポンプ小屋の脇に車止めた車から降り、
道路を横断すると20人程の見物人がいる。先ほど見た数本の桜より長寿の1200年の桜。
そして、薬師堂があるとのパンフレットに掻い書いてあったので、
デカイ建物と周囲を圧倒する枝振りの桜を頭でイメージしていたが、
人の頭越しに見える薬師堂と桜は、イメージが十分の一なってしまったように小さい。
薬師ザクラ
 とにかく、失礼であるが前に出た。すると、幹が太く背が低い、幹の上部を
雷神が吹き飛ばしてしまったようである。しかし、実にバランス良く枝を茂らしている。
また、薬師堂も桜に合わせるかのように小さい。
 薬師堂とエドヒガン桜が、1200年を盆栽仕立てにして120年に凝縮しているようでもある。
しかし、小さな薬師堂を覆い鎮守するようする樹形は盆栽のように素晴らしい、
また、神秘でさえもある。
 エドヒガンの花が垂れる枝の下で長い髪の女絵師がキャンパスと向い合っていた。