‘阿武隈高原のそよ風が吹く 小野町「吉野辺の櫻」’カテゴリーのアーカイブ

5. 小さな地蔵の祠と道を守るさくらへのパーマリンク

2004 年 1 月 21 日 水曜日

通り越してしまった様子のブルーバードは、鼻先を南東に向けなおし坂を下いった。
「やっぱり、あれかな、小さな丘に祠が・・さくららしきもある。」
と荒井さん。
「案内板がありますよ。それですよ。」
とカメさん
「そうだね。そこの農道に入ります。」
車は左折して丘の下に止めた。
車から降り、吉野辺の種蒔桜を青でマーキングした
阿部さんのさくら名木一覧表を持って近くで、急がなくてもよいのに
国道347号の道沿いにある案内板まで早足でいき説明文を読んだ。
”種まき桜、町指定 天然記念物、樹齢400年、目通 4.4m  小野町”
カメさんも案内板を見てうなずいた。
吉野辺の櫻
長岡さん、荒井さんに右手を上げて合図した。二人のうなずく姿が見えた。
農道に止めた車のところから小さなコン盛とした
丘に上る幅の狭いコンクリートの階段が祠とさくらを目指して案内してくれる。
登りきる辺りに庚申、馬頭観音、巳侍塔等の石碑のが立ち尽くし、
祠の中に綺麗な赤、ピンク、黄色のチューリップを供えられた小さな地蔵さまが、
よく訪ねたねと微笑んでいるようであった。
古木の2部咲きの種蒔さくらは、道を通る人々を幸を地蔵さまとともにいのるようでもあった。
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4. さくらを見過ごすへのパーマリンク

2004 年 1 月 14 日 水曜日

国道347号との交差点で左折のウインカーをピカピカしながら
ブルーバドは赤信号のため信号待ちをしている。
 「荒井さん、右手看板に小野温泉とありますね良い温泉ですかね。有名なんですかね。」
とカメさん。
 「わたくしも、入浴したことないでワカンナイですね。
余り聞かないからメジャーじゃないじゃないですか。」
 「荒井さん、リカちゃんの絵もありますよ。」
 「リカちゃんのタカラ工場があるんですよ。
リカちゃん人形は、ここで生まれたんですよ。知らなかったですか。」
 「えーそう。ほんとですか。」
吉野辺の櫻
 信号は、青に変わるとさくら探しのジャントルの4人の乗った車は、
磐越自動車道と並んで走る国道347号を北西の吉野辺に向かって行く。
道路は高速道路(常磐道)を潜りぬける。
 「荒井さん、1kmぐらいに神社があるはずなんですが」
 「えーと神社は見当たらない、雑木はあるですが、
小さな丘の上い祠らしき物もある、さくらは無いし。」
 「荒井さん、左の方にお寺らしき建物がありますね。
そして、道路勾配が上りになってて、峠に向かいそうだよ。」
とカメさん
 「そうそう、だいぶ上りだよ。」
と長岡さん
 「やっぱり、もしかして、さっきの祠がそうか。じゃあ戻りますぜ。」
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3. 若い荒井さんへのパーマリンク

2004 年 1 月 7 日 水曜日

阿武隈高原サービスエリアで腹ごしらえをした男子4人組を乗せたブルバードは、
ブブーと少し重くなったような音を立てて高速道路を東に向かった。
 「三春で降りるんでしたね。」
 「荒井さん、三春は過ぎているよ。阿武隈高原パーキングの次は小野だよ。」
とカメさん。
 「ああーそうそう勘違いした。おれも60歳過ぎて鈍ってきたかな。」
 「荒井さん、若いですよ。50台にしか見えませんよ。」
 「なにせ、頭がカラッポだからだよな。」
吉野辺の櫻
 「はっはっは。」
笑い声の満開の花がブルーバードにもパワーを与えアッと言う間に
小野インターの料金所に着きゲートを出た。
 「国道347号にぶつかるから、それを左に折れて、
3km行くと高速道路をクグると、1km坊内で地図に鳥居の記号があって、
三渡神社と書かれてあるから、そこだと思いますよ。荒井さん。」
 「わかった、わかったです、大越、船引の方へ戻ればいいんですね。」
 「道路工事している。盛り土をケッコウしてる橋も出来るようだ。バイパスでもできるのかな。」
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2. 腹ごしらえへのパーマリンク

2003 年 12 月 24 日 水曜日

高速道路常磐道を荒井さんの運転するブルーバドは、風を切り飛ぶように走る。
 「今日は、車の平日なのに車が多いですね。三春の滝さくらを見にいくにかなああー」
と荒井さん。
 「ところで、タカさん、場所はさくらの場所はどの辺なんです。」
 「小野町吉野辺字坊内となっていますね。」
 「小野町のどの辺です。船引よりですか、いわきの方ですか。」
と荒井さん。
 「地図ありますか。えーと、えーと、カバンに老眼鏡が無い、忘れて来てしまった。」
とカメさん
 「カメさん、老眼鏡無いとマッタく、見えないすか。」
 「荒井さんの顔は見えるよ。」
吉野辺の櫻
「当たりまいじゃないすか。男前の顔ですからね。」 
 「荒井さん、船引じゃなく大越町に近いですよ。」
 「大越ですか、船引、大越、小野だよな。三春インターで降りたほうがいいですか」
 「小野インターですよ、船引の方に7km程戻ったところに坊内があります。」
 「タカさん地図を見せてね、ああ、小野インターから出て直ぐ左だよ。
まあ、図面からすると5kmだよ、荒井さん」
と長岡さん。
 「じゃあー、阿武隈高原パーキングで早メシして腹ごしらいしてからいきま―す。」
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1.高速道路を途中下車へのパーマリンク

2003 年 12 月 17 日 水曜日

福島駅でカメさんこと亀ヶ岡さん、長岡さん、そして、私の3人は、
福島の荒井さんと合流して、名ドライバーの荒井さんの運転で
福島、いわき、郡山の国土交通省の事務所へ営業に向かった。
 福島市にある、福島河川工事事務所と摺上ダム事務所を後にした4人は、
道の並木や、公園の満開の桜を眺めながら福島飯坂インターチェンジから
高速道路に乗って南へ向って、いわき市に向かうことにした。
 私は、阿部寿さんから頂いた古木のさくら一覧表を眺めながら、
 「長岡さん、亀ヶ岡さん、荒井さん、櫻が満開なんで、
一箇所インターに近い場所なんですが、途中下車して、
古木の櫻探しに時間取りたいんですが良いですか。」
と話かけた。
吉野辺の櫻
「へー、早いもんですね。会津の櫻探し(2002年4月)をしてから、一年経ちますね。」
とベテラン営業マンでドライバーの荒井さんである。
 「私も岩手の衣川村の櫻にお供しましたよ。
長岡さん衣川の古戦場の近くの高速道路の直ぐ脇にあるんですよ。」
 「そうう、気づかなかったなあ。」
 「カメさんは去年良いデジタルカメラを買ったんですよ。
それで、もう一本の岩手のさくらを撮ってもらっているんですよ。」
 「いやあー、去年はデジカメを買ったばかりなんで、
写らないと困るのでバカチョンカメラをも持って写してきました。
そこの櫻はね、地元の人も余り知らなく、
偶然に家の前で聞いたらね、その家の庭にあったですよ。」
 さくらの話に満開になりながら、東北道から磐越道に入りいわき方向に向った。
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